弊社を通さず直接輸入して安く仕入れる方法
やっぱり少しでも安く仕入れたいという思いは誰でも同じ事です。
弊社の業務はこうした海外製品を精査し、日本のお客様並びに他国のユーザー様にご提供する事です。しかしながら私達はそこに報酬を頂いて皆様にご提供しておりますので、当然その分の手数料分は頂いております。
もちろん直接お取引されれば当然弊社の価格よりも数%は確実に安く購入できるはずです。そこで皆様のために今回、海外業者から直接輸入をする方法、また弊社が皆様にご提案している業務の内容として公開したいと思います。海外取引のご参考にされて下さい。
船便などの取引条件を取り決める
■EXW(工場直渡し取引となります)
■FOB(本船上で売主の義務が免除されます。)
■CIF(運賃・保険料込み・指定仕向港)
■C&F(運賃・保険なし・指定仕向港)
■DDUかDDPかの確認
必要な輸入関連書類を揃えましょう。
*インボイス
*パッキングリスト
*B/L(Bill Of lading)
*アライバル
*運賃明細書
*保険明細書
*原産地証明書〈特恵関税適用貨物〉
*他法令の証明書〈他の法令に該当する貨物
*その他申告にあたり必要な書類
Warrant(保証)内容を確認する
■製品の不良発生時の取り決め
日本語でのマニュアルが準備されていないことも多いので保証の内容をしっかりと聞いておきましょう。また保証書が準備されているかその辺も十分にチェックしましょう。
輸入関税の確認
物品の輸出入を行う際に国ごとに関税率というものが設定されます。これはその国の主要産業や農業などを守る意味合いがあります。
品目ごとにHSコードという関税コードが付せられ、通常は「通関士」に依頼してHSコードを確認します。
パッキングとCBM(容積)を確認する。
荷物の大きさや重量により運賃が変わります。
あらかじめ大きさを知っておく必要があります。これをパッキングリストと言います。
容量が何CBMなのかM3を確認し、それを元に現地チャージ費用がどのくらい必要かをあらかじめ計算します。
船会社の選択
輸出元が貿易に慣れている場合は船会社までCIF条件で発送してくれる事もあります。しかし船会社まで指定してくる場合、状況によっては受け入れ港での現地チャージ費用を異常に高額請求される場合がございます。十分に前もって調べておきましょう。
コンテナなのか混載なのかを確認する
少量での取引の場合は「現地チャージ費用」と「通関費用」が海洋運送費の数十倍掛かる場合もございます。特に混載の場合は注意が必要です。またコンテナでの取引の方が取引数量は増えますが運送費負担が分散される事もあり単価を抑える事が可能です。
支払方法を確認する。
■T/Tを指定してくる場合
完全な先払いになりますので油断は禁物です。取引相手の海外の会社の規模や評判など自分自身で調べる必要があります。
■L/Cで取引する場合
1000万円を超える取引はL/C(信用状取引)が可能か前もって確認する事をお勧めいたします。
直接取引に関する注意点
弊社では直接取引に関する指導及び問い合わせには対応しておりません。
取引業者ならび船会社、通関代行業者の紹介は致しておりません。
必ず国際送金にて決済しましょう。現金取引はトラブルの元です。
不良交換等に関する業務上のコミュニケーションが取れるようにしておきましょう。
使用電圧や国際認証を確認しましょう。国内に持ち込めない事もあります。
100万円以上の取引は契約書を交わすようにしておきましょう。
手数料や関税を抑えようとすると、後々追徴税などの大きなツケを払わされる場合があります。
CADデータや試験成績表に関しては中国語や韓国語などの現地語になる場合がほとんどです。